江國香織さんの本です。
女子なら一度は、手にするだろう。
作家さんのひとり。
この本も、その1つ。
買って、売って、買って、売っての繰り返し。
それなら持っとけよ。
と何度も思うんだけど、
江國さんの本は中毒性があるので、
読むとしばらく落ち込みます。
だから、持ち続けることができない。
この本の、「ラルフへ」という話が、
ほんとうにスゴイ。
ラルフへお手紙を書く、という文体で。
奥さんと不倫相手。
それぞれ役割がある、というもの。
だから、くらべられない。
くらべるなんて、おかしい。
ごはんとおかしみたいに、くらべるなんておかしい。
というもの。
同じ土俵に立ってはいけないよ。
おなじ場所にいてはいけないよ。
と、何度も言い聞かせてくれた友人のことを
思い出します。
そんな友人に、
親友ってなに?
と、突然夜中の2時に突然連絡した私。
あーめいわく。
でも、ちゃんと、こたえてくれる。
むかしから。
一言だけ怒ってくれる。
大量に、あまえてる。
私は、しょっちゅう泣く子供だったけど、
友人は、泣いてる姿を見たことがない。
悲しそうな姿も。
確実に、泣かない大人。
年に数回しか連絡をとらないし、年に1回くらいしか会わないし、報告もしてこない。
あまりにあまりなので、
結婚する、離婚する、入院する、とかだけは
必ず連絡して!
と。、取り決めた。
共通の友人がいなくて、
マイノリティな彼女に万が一なにかあったとき、
私は知りえない。
きっと、携帯が繋がらなくなって初めて異変に気付くのかも。
というのが目下のなやみ。