演出
以前、たまたま雑誌の取材をうけたとき。
つい、仕事の癖で。
プラスαの結果を出そうとしてしまって。
何の気なしに、良かれと思って、
さほど何も考えずに提案したんだけど。
発売されたものをみて、
バッサリ切られてて、笑った。
そうだった。
私みたいな素人が口を挟んではいけない。
彼らはプロの世界で生きてるわけですから。
ついでにいえば、
話したことすべてが、相手に伝わるのは、
無理なんだな。
とも思った。
内容はだいたいあってるけど、
ちょっとニュアンスがちがう。
でも、別に、わたし個人の記事な訳じゃないから、
まあ、だいたいあってればそれで十分。
ニュアンスがちがうというのは悪い意味ではなく、
明確なコンセプトのもとに取材をして記事をつくるから、
聞き手も、その線からははみ出ない、
でもわたしはただの素人で、コンセプトをあんまり知らないから、
こうかな?と聞かれたことを適当に話すので、
オチというか、終着がちがう。
そりゃそうか。
と、雑誌をみて、思いました。
以前、ドキュメンタリーで、
「自分の考えが出てくるのが厄介。
監督の指示に従わないと」
と、俳優さんが言っていて、
あのとき、数年前は、ハテナ?
と思ったけど、今なら、わかる。
こういう演出ありきのお仕事はきっと、
プロじゃない人が邪魔しちゃいけないんだな。と。
100パーセントの思うことを伝えたいなら、
本を書くかブログを書くか、
なんでしょうね。
リアルでも、ノンリアルでも。
想いをつたえるのは、むずかしい。
うちのこの文字も。
伝わっているのか。いないのか。
答えはいらないのでコメント欄が、ない。
でも、もし、みつけてくれたら、
と。