ともぞう。

ゆるゆる。しごと。おもうこと。

ワンダフルライフ

海外ではなく、

邦画のなまえです。


興行的にはいまいちだったのかな?

でも、いまはときめく、是枝監督です。


あれが出た当時は、是枝監督だ!

という感じではなく、たまたま観たんですが、

私は、割と好きでした。


死後の世界に行く前に、1週間だけ立ち寄るところのおはなし。

1週間のあいだに、

門番に、一番大切な思い出はなにか?

という質問に答えなければならない。

でも、なかなか答えが見つからない人もいて、

そんなひとは、1週間。

人生のフィルムから、過去をさかのぼって、

ひたすら、さがす。

そんな、門番たちと、さがす人たちのおはなし。



いかにも!

の、邦画らしい淡々と、粛々と進むものがたりに、

つまんない。

と、思うひとは多いと思う。

あれはたぶん、売れるために作ってない。

おもしろさとか、追求してない。

一緒に見た友人も、ものすごくつまんないと、

ブツブツ言いながら、タバコを吸いながら、

それでも映画好きのポリシーなのか、

最期まで一緒に観てくれた。だいぶむかしの物語。



邦画が苦手なひとは、絶対眠たくなる。



でも、日本特有の、はかなさ。

それが、あの映画にはあって。

素敵な脚本だなあ、と私は感激。


終活という言葉が流行りだしたいまなら、

意外に、もっと評判はあがるのかな。


死後にはまだいったことがないけれど、

あれがリアルだったら、

素敵だなと。いまでも、おもいだす。