マイノリティ。
マイノリティな友人がいます。
友達はいらない。
と、さらりと言える、
さみしいという概念が欠落している友人。
親友と、呼んでもいいなら
呼びたいくらい、の、心の友。
彼女から見ると、昔の私は、
相当面倒くさかったはずなのに、
いつも、話を聞いてくれた。
聞いて、、、
くれた。
よく泣き、よく笑い、よく悲しみ。
ほんと、コロコロ忙しいね、
と。しょっちゅう言われていた。
いま。
ものぐさになったせいか、
臆病になったせいか、
すっかり私も、マイノリティの分類。
社会人になって、何人も友人を失った。
失っていくことを、嫌だと思わなかった。
だって。仕方がない。
すべてを手にすることはできないし、
それが自然淘汰なんだろうな。
と。
友達がたくさんいないとさみしい、
という概念から、ようやく解放されたから。
たぶん。
それなりに社交性はあるので、
きっとみんな気づかないと思うけど。
すごく狭い関係を、
マイノリティのかたは、わかるか。