ともぞう。

ゆるゆる。しごと。おもうこと。

逃げ道

披露する場があるって、
いいですよね。

頑張っている成果を見せる場所。

ピアノの発表会だったり。
舞台だったり。
映画、コンサート、発売、大会、、、


縁の下の力持ちを望んで、ついたけど、
たまに、そーゆー発表の場がある趣味や仕事が、
うらやましいな。
と思ったりする。



きっと多くの専業主婦の方はそう思うのでは!



昔は、落ち込むと、
ピアノに逃げたり、
バスタブに逃げたり、
ふて寝したり、
ゲームに逃げたり、
テニスに逃げたり、
ビリヤードに逃げたり、
していましたが、
もう、今はそれもできず。

逃げ道がないほど、苦しいものはない。

ぱくぱく。

泣かない子供

江國香織さんの本です。


女子なら一度は、手にするだろう。

作家さんのひとり。


この本も、その1つ。


買って、売って、買って、売っての繰り返し。

それなら持っとけよ。

と何度も思うんだけど、

江國さんの本は中毒性があるので、

読むとしばらく落ち込みます。


だから、持ち続けることができない。



この本の、「ラルフへ」という話が、

ほんとうにスゴイ。

ラルフへお手紙を書く、という文体で。


奥さんと不倫相手。

それぞれ役割がある、というもの。

だから、くらべられない。

くらべるなんて、おかしい。

ごはんとおかしみたいに、くらべるなんておかしい。

というもの。



同じ土俵に立ってはいけないよ。

おなじ場所にいてはいけないよ。

と、何度も言い聞かせてくれた友人のことを

思い出します。



そんな友人に、

親友ってなに?

と、突然夜中の2時に突然連絡した私。

あーめいわく。

でも、ちゃんと、こたえてくれる。

むかしから。

一言だけ怒ってくれる。

大量に、あまえてる。


私は、しょっちゅう泣く子供だったけど、

友人は、泣いてる姿を見たことがない。

悲しそうな姿も。

確実に、泣かない大人。

年に数回しか連絡をとらないし、年に1回くらいしか会わないし、報告もしてこない。

あまりにあまりなので、

結婚する、離婚する、入院する、とかだけは

必ず連絡して!

と。、取り決めた。


共通の友人がいなくて、

マイノリティな彼女に万が一なにかあったとき、

私は知りえない。

きっと、携帯が繋がらなくなって初めて異変に気付くのかも。

というのが目下のなやみ。





The perfect outsider

大学のころの親友と、

おなじ趣味が1つだけ。


たまたま偶然。

どちらも、森博嗣さんの本を愛読していた。


私はノベルス。彼女は文庫で。

文庫本のほうが遅れて出るので、

ネタを話すタイミングはいつもズレるんだけど、

頑なに文庫本の発売日を待つ。

私が知る中で、文庫本があんっなに分厚い作家さんは、

京極夏彦さんか、森博嗣さんか。

京極さんのほうが分厚いですけどね。

2人とももう!

辞書です。小型辞書を持ち歩くような分厚さ。

読書好きはきっと。それすらステータスを感じてるくらい。


森博嗣さんの本が好き。

と話したら、じゃあ西尾維新さんを読んでください。

と後輩に言われたこともあったけど、

結局読んでいない、、、

だって本当に。森博嗣本だけでヘビーなんだもの。


思い出すと、そういえば。

ミステリー小説をたくさん読む時期でした。

アガサクリスティ。

エラリークィーン。

森博嗣森博嗣森博嗣


森博嗣さんは、一度だけ。

女王シリーズのころ。

本物が見たくて、やっぱり犀川先生なのかな?

と名刺交換会に参加したことがあります。が、

途中で抜けてしまった。

本当に生きてるひとなんだ、とわかったら、

なんだかそれで充分。


久しぶりに、読み返してみようかな。

と本屋に行ったけど、

文庫本コーナーの文字の多さに、立ちくらみ。

活字中毒なくせに、あのエリアの文字に

酔ってしまったので、

市の図書館に寄ってみた。

ら、1冊しかなかった。

あの、大量にシリーズものを、書いている作家さんなのに、

1冊だけ。

それが、有限と微小のパン

 

私が好きなのは、

すべてがFになるThe perfect insider

と、数奇にして模型 Numerical models

と、有限と微小のパン。The perfect outsider

数奇にして模型」は、

「好きにしてもOK」からきてる題名。

読むと、こころの自分が、にやり。

とするかんじ。


彼の本をシリーズものすべて、

ぜんぶ読み返すとなると、

半年はかかりそう。

と試算し、あっさり挫折。



批判覚悟で、受けて立つ。

批判覚悟。

この覚悟が、私には足りない。

仕事で。


上に立つと友達減るよ。

と。むかし言われたことがあって。

たしかに。

年代的に上になり、部下ができ、

友達も減ったな。

と自覚あります。


上は孤独だよ。

とも言われたことがあって。

それも、わかる。


バカいい合えたり、ともに頑張ったりする相手が減るということは、

ふと。さみしいなとも。



仕事だから、しかたない。

むかしよりも、忍耐はついた。

でも、批判覚悟で、受けて立つ、

これがまだまだ。

どうやって、乗り越えるのかわからない。


我慢するのか。

お金。と妥協するのか。

批判を肯定的に受け止めるように努力するのか。

時間が解決するのか。

喜びと捉えるのか。

やりかたが、わかりません。。


お酒を飲みながら、

教えてくれるひと。

も、もういない。。



これができたら、

のびしろありますよね。きっと。

まだまだ。

閾値が広がる、はず。

と。わかってはいるけど

受けて立てません。。


だれかと飲みたい。



無言のことば

何言わずに訴える。

無言の圧力。


これができるひとって、

すごいです。


私は、たぶん、すぐ顔に出てしまうし、

すぐ、思うことを言いたくなってしまう。

戦ってしまう。。


そうならないように、

できるだけ仕事のときはマスクをしているのだけれど、

でも、、、

無言、にはたぶんなれない。


想いをためる。

ということが、苦手。

なんで、わかってくれないの?

と思ってしまうのが、そもそもだめなんですね。


男のひとのほうが得意そう。

その点において。

顔にも出ないし。

相談も、しない。

そこは、すこし、うらやましい。


無言のことばをかけること。

相手の思いを汲み取らない、こと。

仕事するには、欲しい武器の、ふたつ。


DEUA

腕時計のなまえです。


ネットで調べたら、

1990年代に爆発的に人気だった。らしい。


そうだったのか。

爆発的に人気だったのか。


たしかに。

流行りにうとい私が、なぜかこれがとても欲しくて、

父に頼んで入学祝いに買ってもらったわけで。

そう考えると、うとい子すら知ってるわけだから、

人気だったんだろうな。



わたしが持っているdeuaは、

文字盤が2つあるもので、壊れやすくて、

仕事を始めてからはつけていなくて。

一度、電池交換に行ったとき、

ああ、これは、電池が2つ必要だねと言われてはじめて、

え!これって独立していたの?

と。驚いた。



大学入学した日。

オリエンテーションで、おなじブランドの時計をしている子がいて、

なまえも連絡先も聞けずに別れ。

また別の日も、

泊まりでやる新歓オリエンテーリングの班決めのときも

探したけどはじめ見つからなくて。


結局、仲良くなったのは、旅行のあと。

それからずーっと一緒。

毎日一緒。

あの喧嘩まで。

なんで、あのとき、どうにも許せなかったのか。

いま思えば、なんであんなことで

大事な親友を、突き放してしまったのか。

親友、、、

親友だよねと言い合ったことはないけれど、

なんとなく今ならわかる。


喧嘩の真相は、誰にも言えず。

あいだに何度か入ろうとしてくれた、彼女の旦那さん、

もとは、私の仕事相手にも、

言えず。

最後に連絡をとったのは、

連絡が来たのは、

京都に行きます。ありがとう。

と、いうメールのみ。

私は、返信できませんでした。



DEUAをみると、その想いで。

彼女と、彼女の旦那さんが、

いつまでも幸せになりますように。




somebody loves you

むかし。

高校受験で、日大藤沢を受けたんです。

そこにしたのは、

制服か2番目くらいに可愛かったのと、

高校野球が強かったから。

高校野球で甲子園に行くのが夢だったから、

ぜったい野球部のマネージャーになるぞ。

と、意気込んでいたあの頃。


そのときの、高校受験本番の英語長文の題材。

細かな設定はあやふやで覚えていませんが、

最後の文が今でも忘れられない。


✳︎

わるいひとをしたひとが途方に暮れて、

他人のお家にいくはなしで、

なんで、うちを選んだの?

と家主が聞くと、そのひとは、こう答えるの。

だって、あなたの家の前に、あれが飾ってあったから。

といって、その文字を見ると。


somebody loves you.


✳︎


この、最後の英文をみたときの衝撃ったら!

試験中なのに、妙にうれしい気持ちになって、

すごく感動。


あの話が、どこかの物語の一節なのか、

それとも、日大藤沢の試験問題を作った先生の創作なのか、

今となってはわからないのですが、

私には、とても大事にしたい想い出。


あの一文で、救われたことが、幾度もある。

私のこころの名言集に、いまでもある。



日大藤沢にそのままいっていたら、

担任の先生に聞けたのだけど、

わたしは別の第一志望の高校に行ったので、答えはわからないまま。


あーこういうとき、

すっごい芸能人だったらよかったのに!

そしたら、テレビとかで調べてもらえそう。。

あの頃はネットもなかったし、

凡人の私がいま学校に連絡したって、

きっと教えてもらえない、、、笑

あー。誰か、こたえをしっているひとに、

教えてもらいたい。



テストで、まして受験問題で、

ああいう、心に残る文章を選ぶセンスが、

素敵な学校だなあ。

と。いまでも思います。

結局、行ってないのですが。

どうせ出すなら、国語も、古文も、英語も、

そうやって、素敵な問題の方が、

未来の糧に。

私は、なったんですよね。



私も、誰かの心に残るような、

文字を残してみたいです。